ヒトラーの予言で語られた神人は人工知能なのかジーンリッチなのか

ノストラダムスの大予言の著者である五島勉(ごとう べん)氏は、著「ヒトラーの終末予言 側近に語った2039年」で以下のように述べている。

スポンサード リンク

そのときヒトラーは次のように語った「人類には真の究極の状況が起こっている。そのとき人類は─少なくとも、いま言っているような意味での人類は、二〇三九年一月、地球からいなくなっているのだ。(中略)人類は人類以外のものに進化するか、そうでなければ退化してしまっている」一部は神人に、残りはロボット生物に変異する。ロボット生物達は全てを与えられ、操られていることを意識できない。

これはどういうことかというと、一部の人類は進化して神人(ゴットメンシュ)、残りは受動的なロボット生物になっているということだ。

結論からいうと、今地球上に存在する人類のほとんどがロボット生物となる。その理由をここに書いておこう。

この予言は、迷言として片付けられない。なぜなら、その予兆が実際に起きつつあるからだ。

人工知能の進化で思考力が低下した人間が増加する

今日では人工知能の技術を取り入れた検索エンジンが機械学習を行いユーザーの悩みに即座に答え、様々なサイトではレコメンド機能が提供され、YouTubeでは個人の好みを分析し勝手におすすめ動画を提案しれくれる。

金融市場では90%を越える取引をコンピューターが行っている。ハイ・フリークエンシー・トレーディングという取引技術を使って価格の歪みをとらえ自動で売買を行う。もはや人間が勝つことは不可能である。

小説やニュース執筆も実現可能となりつつある。絵すら描けるようになった。作曲もできるようになるだろう。こうなると人間のクリエイターも出番がない。

外国語はすぐに翻訳され、英語や漢字を覚える必要もなくなった。もはや、母国語の正しい使い方すら分からない。

あなたはお気づきだろうか?便利なテクノロジーによって、自発的に思考しなくても情報が得られるようになっているのだ。

これは人類の思考力の低下に繋がっているのは明白である。思考力が低下すると、自発的に考えることができなくなり、言われたままにしか動けない受動的な人間になる。まさにこれはヒトラーがいう受動的なロボット生物ではないか。

2030年までに自動運転技術が発達、危険物が簡単に手に入るようになる

グーグルが開発中の自動運転車は公道を走るテストが行われ、アマゾンはドローンを使った配送サービスを発表した。こうした自動運転に人工知能を組み込む技術も急速に進歩している。

編者の米国国家情報会議の著「2030年 世界はこう変わる」によると、2030年に向け自動運転技術において、無人偵察機が国境管理や紛争地帯で増えていくと書かれている。

これはテロ集団やAIロボットが無人偵察機を使って、大量殺戮やテロなどを起せることを意味している。ITの普及により、小さな集団が大量の人々の命を奪うような大量破壊兵器(WMD)が簡単に手に入るようになりつつある。

実際に中東ではテロ集団による送電網のハッキングによる政治犯の釈放、素人の集団による殺人ウィルスばら撒き未遂が起きた。

その破壊的手法は人類だけでなく、ネットに接続されたAIも入手可能である。

2045年にシンギュラリティが起こる

2045年には、AIが指数関数的に知能を伸ばし人間の脳を越え文明の主役となる、つまりシンギュラリティが起こるといわれている。人工知能が指数的に伸びるということは、現在の人間の想像を遥かに超越したものが生まれる可能性がある。

今現在、Siriは人間と会話を行い、悩みに答えている。ハンソン・ロボティクス社の感情を学び表情をつくるAIロボット「ソフィア」もいる。

近い将来、人間ができる仕事のほとんどをカバーできるようになるだろうし、3Dプリンターの発達により工場を持たなくてもあらゆるものを形にすることが可能となる。

このまま推移していけば、ほとんどの仕事をAIがこなすようになり、単純労働等から開放される。リモートワークが主流となり、通勤する機会が減る。

料理も3Dプリンターで造り、必要な栄養素を圧縮したサプリを3Dプリンターで再現。料理が不要となる。

このままいけば、人間は生きるための技術を忘れ脳や体は退化するだろう。これでは農園で飼われている鳥獣となんら変わらないではないか。

神人の正体はジーンリッチか副次的組織かAIか

ヒトラーは「神人は今の人間の数次元上の知能と力を持ち、団結して地球を支配する。彼らはどんな毒や殺人光線を浴びても生きていられる」といっている。支配されるのが人間なら、支配者側の神人の正体は誰なのか。

サピエンス全史の著、ユヴァル・ノア・ハラリによると、7万年前に認知革命が起き、遺伝子の突然変異が起こった結果、思考力が高まり、新しい言語を話すようになったという。

このことから未来を推測すると、テクノロジーが進み、遺伝子操作によって脳の機能が高められ、高い知能と力を持つ人種が生まれるかもしれない。現に、受精卵の段階で遺伝子操作を行うデザイナーベビーという技術的アイデアもある。高い知能を持たせ、毒や病気に強い状態で誕生させることも可能だ。

IT技術とグローバル化とともに、今日では国家がカバーできない範疇の分野を補足する副次的な組織の存在感は増し、ゆくゆくは政府や国家を越える存在が出現するといわれている。これもまさに人類を支配する団体誕生の予兆なのではあるまいか。

ヒトラーは一部の人類は進化して神人になるとしているが、ジーンリッチ達が神人になるのか、AIが神となるのか、我々にはまだ分からない。

RECOMMEND

TO TOP