皆さん、どうもこんにちは。5分でわかる本のまとめシリーズ。今日の本は、大ベストセラーで有名な「反応しない練習」です。「反応しない練習」とは、東大法学部卒業後、出家した僧侶、草薙龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)さんが書いた「あらゆる悩みが消えていく、ブッダの合理的な考え方」を、わかりやすくまとめた本です。
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この本では、
・今の仕事に満足していない
・先のことを考えると不安になる
・失敗が重なって落ち込んでいる
・人間関係でストレスを感じている
という悩みに対して、分かりやすい解決法を、ブッダの考え方をもとに解説してあります。なので、今日の動画では「反応しない練習」から学ぶ、苦しみを取り去る原則と題して、反応しない練習を、分かりやすく5分でまとめていきます。是非、お楽しみください。
動画ではこちらをごらんください。
草薙さんが提唱する、苦しみを取り去る方法1つ目
目次
悩みを理解して、反応しないこと
ブッダの考え方は、私達が日頃抱えている「悩み」を理解することから始まります。悩みを明確に自覚することで「では、どのように解決できるか」と、思考を一歩前にすすめることができます。「ある」ものは「ある」と、まず理解することが大切なんです。
悩みを理解したら、次に原因を理解します。仏教の世界では悩みの原因は「執着」にあると、よく語られます。執着とは、手放させない心です。執着を手放す修行法は、瞑想ですよね。瞑想により、もっと深い原因が見えてきます。
瞑想により分かることがあります。執着よりも、もっと根源にあるものは「心の反応」だということです。つまり、苦しみから解放されるには「無駄な反応をしない」こととなります。
無駄な反応をしないために有効な考え方が、「人間は、承認欲求や三大欲求を求めて反応する生き物で、ドーパミンに反応しているだけだ」と理解することです。そうすることによって「人生はそういうもの」だという肯定が可能となります。
まぁ、劣等感・自慢・競争・嫉妬・比較・マウント欲・怒りなど、承認欲求が原因で起こっているんだ、と分かるだけでも、少しは楽になります。
草薙さんが提唱する、苦しみを取り去る方法2つ目、それは
客観視して自分を観察すること
今の気持ちを言葉で表してみます。例えば、気力が落ちている、イライラしている、今歩いている、今怒っている、今作業しているなどです。これを「ラベリング」と呼びます。
自分の今の気持ちを言語化するんですね。緊張しているときは、緊張している、と確認し、集中していないときは、集中していないと言語化します。
おそらく、人間は、自分の感情を客観視していないときに暴走するのではないでしょうか?客観視する方法が、ラベリングなのです。
つまり、客観視して自分を観察すること。これが、最も重要です。
草薙さんが提唱する、苦しみを取り去る方法3つ目、それは
判断しないこと
判断とは、自分勝手に決めつけることです。例えば、今の仕事は意味がない、あの人は頭が悪い、自分は運が悪い、自分は正しい、私はダメ人間だ、など勝手な思い込みのことです。
判断は、短絡的な決めつけにつながり、自己否定の原因にもなります。いい、悪い、好き、嫌い、という判断は、自分勝手な判断です。
なぜ、判断欲が発生するかというと、判断欲も承認欲求の一つだからです。そもそも、自分が正しい判断をしているとは限らない。脳も立場も違うのだから当たり前です。
また、自己否定も判断欲の一つなので、してはいけません。
「自分が正しいと思わないこと、正義を主張しないこと」が大切です。正義感は、価値観の押し付けです。人は人、自分は自分、と明確な境界線を引きましょう。判断しない、自己否定もしない。他人は他人、自分は自分。
まとめ
それでは「苦しみを取り去る原則」を、最後にまとめると、このようになります。
1. 悩みを理解して、反応しないこと
2. 客観視して自分を観察すること
3. 判断しないこと
です。アドラー心理学でも、承認欲求を捨て去ることの大切さを提唱しています。
この「苦しみを取り去る原則」を念頭に、日々の暮らしを変えていってください。
それでは、みなさん、よい一日を!